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tjinjin's blog

いつかすごいエンジニアになることを目指して、日々学んだことを書いていきます。

ドラッカー風エクササイズをチームで試してみました

この記事は feedforce Advent Calendar 2016の5日目です。前日は人事のなべはるさんの記事でした。技術をすごい活用されててすごいですねー!

www.adventar.org

今年は技術縛り要素があまりないので、普段書かないマネジメント話をしてみます!

背景

今年の9月くらいから開発リーダーに任命され(その前は前任のリーダーが抜けたあと全員がリーダーみたいな仕組みだった)、やっていった中でいろいろ課題を感じていました。

自分は細かいことが気になるたちなので、その方向性本当に正しいの?この開発プロセスはこのままでいいの?などなどどんどん気になるポイントが頭によぎってました。それを自分で決めて・実行して・振り返るってスタンスでやっていったわけですが、どんどん範囲が広がりすぎて死にそうになってきました。もっとメンバーにも求めたい気持ちも正直ありました。が、暗黙の期待っていうのは本人も気付けなくて改善のしようもないし、気付いた側は「なんで気づいてくれないんや!」っていう謎のフラストレーションを抱えるので、ハッピーじゃないなと思っていました。

そんなとき某所でドラッカー風エクササイズというものを知り、チーム体制が変更になったタイミングでやってみました!

解決したかった課題

  • 自分が抱いている期待をメンバーに伝えたかった
  • チームとしてのパフォーマンスを高めるために、役割を明確にしたかった(責任を持てるようにしたかった)

チーム内1on1の場で伝えるべきとの意見も合ったのですが、1on1は自分の意見を伝えるというよりも相手にいろいろ話してもらって快適に仕事ができるようにフォローするのが大切かな、と思っているのでやっていませんでした。(これからもやらないと思う)

ドラッカー風エクササイズとは

アジャイルサムライにも載っている手法で(読んだことありましたが言われてから気付くくらい小さく載ってた)チーム体制が変更になった際などにお互いの期待のすり合わせをを目的として実施します。

アジャイルサムライ――達人開発者への道

アジャイルサムライ――達人開発者への道

基本的には以下の項目を各メンバーに書いてもらい話し合います。

  • 自分は何が得意なのか?
  • 自分はどうやって貢献するつもりか?
  • 自分が大切に思う価値は何か?
  • チームメンバーは自分にどんな成果を期待していると思うか?

今回社内でやった際にはもうひとつ質問を増やしてみました。

  • 各メンバーに期待することは何か

質問を増やした意図としては4つめの質問との対比をしたいと考えたからです。自分に寄せられていると思っている期待と各メンバーが実際に寄せている期待とのギャップを知り、それをどう解決していくかが大切だと考えたからです。

実際の進め方

  • 各メンバー毎に事前に付箋に回答をしてもらう方式にしました
  • 誰が書いたかわかるように付箋の色を指定してもらいました
  • タイムスケジュールは下記のような形にしました
    • 11:00 - 11:05 この会の目的の確認・諸注意
    • 11:05 - 11:55 一人ずつ上記5項目について順番に貼っていき議論しました
    • 11:55 - 12:00 感想

今回は5人 + 1(オブザーバ)だったので、1時間くらいでやってみました。

実際にやった際に気をつけたこと

事前準備をお願いする

付箋をその場で書くと時間が圧倒的に足りないので、事前に書いてもらうようにしました。各人で付箋を色分けしていただいていて、理由としては視認性を良くしたかったからです。誰が誰に対してどういう期待を持っているかを顕在化させたかったというところが大きいです。

各人の心理的安全性を事前・事後で確保する

事前に以下の案内をしていました。

個人を批判するものでもない。相手が思っていることと自分が思っていることのギャップに気づき、そのギャップをチームとして埋めていくことが最大の目的

これだけで伝わったのかは今思うと微妙だったかもしれませんが、それぞれが心に閉じ込めている思いみたいなものを外に出してもらうことが目的なので、それを妨げるような要因は極力排除できるように務めることが大切かなと思います。これができないと、表面的な会になってしまいうまくいかない気がします。そういう意味で、今のチームはそれぞれがHRTの精神を持っているいいメンバーだなと再認識できました(´ω`)

事後についても、今回の内容はチームだけのものとして基本的に他のメンバーにも知らせないようにしました。プライベートな内容があるケースもあるので、本人が自分で出さない限りはこちらから強要してはいけないと思います。

やっていった結果

メンバーの知らなかった価値観に気づくことができた

この人はこんなことを思っていたのかや、こういうことを大切にしている人なんだなーとかいろいろメンバーの理解が深まった気がします。価値観の中で自分の苦手を話してくれるメンバーもして、そこはチームとしてどうやってカバーしていけばいいか?という話ができたのは非常によかったです!

メンバーが寄せる期待と自分が思っていたギャップはやはりあった

想定通りですが、やはり期待のズレがある部分はありました。そこについてチームとしてどうしていくかを話し合えるのがいいチームだと思います。

時間が足りない

1時間でやってみましたが、充分に掘り下げることができたかというとちょっと微妙かなと思っています。2時間くらい取ったほうがもっと深い議論ができたかもと思っていますが、集中力の問題もあるので難しそうです。

ファシリテータが重要そう

今回は自分でやったのですが、なるべく中立の立場でやるように意識しました。ただ、チームとは関係ない立場のメンバーがやった方がいいかなと思いました。言いにくい面とかもありそうなので。

ある程度役割が明確になった

感覚でしかないですが、各メンバーが以前より能動的な動きができるようになった気がします。これは相手に対してある一定の責任を委譲するような効果があったと思っていて、そこについては君に任せるよってことが明確になったので、本人も動きやすくなったんだと思います。

思ったこと

期待が一致 = 自分がやりたいこととは限らない

このエクササイズをやって一番気をつけないとと思った点は、期待が一致しているケースです。期待が一致しているんだから、じゃあよろしくやっといてはダメだと思っていて、当人は期待されていると思っているけれど、実はあんまりやりたくないというケースがあると思います。そこについては、他のメンバーでカバーするのか、一旦ここはお願いするから今度違うときではやりたいようにしていいよとか話し合いが必要だと思っています。

期待が一致しているのに、それができていない場合の解決策も探る

期待が一致できていればそれをやっていくだけではありますが、この次点でそれをできていないケースもあると思います。本人のやる気の問題とはねつけるのではなくて、じゃあできるようになるにはどうすればいいか、それを妨げている要因は何か?を親身になって話合うことが大切かなと思います。

実際の役割と期待とのズレを考える

それぞれのメンバーはチームの中で役割を与えられていると思うので、実際の役割に立ち返った際に期待とのギャップがないかをしっかり見極める必要があるかなと思います。そこにギャップがあるとボールがこぼれて「これ誰がやるんだっけ?」という不毛な議論になるので気をつけましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?チーム運営に不安な方は一度挑戦されてみるといいかもしれません!あと、マネジメントって大変ですね!世のサーヴァント型リーダーの方は本当にすごいなとつくづく感じるようになりました...!

明日は kasei_san がきっと面白い話を書いてくださるのでご期待下さい!!!

参考