読書ログ:「ハッカーと画家」
今年初めての記事になりますね。
最近読書量が足りないと思いまして、いろいろな本を読んでいます。
読んだ本は何らかの形でアウトプットすることで、自分の身にもなると思いますので、感想やらなんやらを書こうと思います。
LISPハッカーとして有名なポール・グラハムさんの本です。(この本読むまでは存じあげませんでしたが。ハッカーである著者の考え方が書いてある本で、ハッカー本というより思想本という面が強いと感じました。
いじめについてですとか、プログラミング言語について、ものつくりのデザインの話とか扱ってますが、一番興味深かったのは第6章でしょうか。富の創りかたというテーマの章です。富というと一般的にはお金持ちかそうではないかで語られがちですが、富とは「私たちがほしがるもの」(食物、衣服、住居等々)であり、お金は富の移動手段にしかすぎないという考え方です。お金であれば、全体量がある程度決まっており、パイの奪い合いが発生します。が、富であれば、どんどん生み出すことが可能である、よって、能力によっては普通の会社員の10倍・100倍もの仕事をすることができるし、副産物としてそれなりのお金持ちになれるだろうと。(だいたいこんな感じでしょうか。)
この本を読んで、やはりいつかは能力つけて小さい会社で働いてみたいと思いました。やれコミュニケーション能力だとか調整スキルだとか本質的に技術とは関係ないことばかりよりも、何かを作り出したいという気持ちのほうが私の場合は強いみたいです。管理スキルが劣っているだけかもしれませんが。